長野のりんごを全国へお届けします。ご贈答から家庭用までお気軽にどうぞ!!!
りんごの豆知識

◆◆◆科学的な知識からわかるりんごの価値◆◆◆

りんご豆知識第1弾!【りんごの医学研究の第一歩】

りんご豆知識第2弾!【モ−ロのりんご2日療法】

りんご豆知識第3弾!【りんごのペクチン】

りんご豆知識第4弾!【りんごの食物繊維】

りんご豆知識第5弾!【りんごの栄養価:カロリー編】

◆◆◆科学的な知識からわかるりんごの価値◆◆◆

りんご豆知識第5弾!【りんごの栄養価:カロリー編】

りんごの中にあるそれぞれの栄養素が、人の健康とどのようにかかわり合っているのであろうか。

「食品の摂取量の過不足が身体にとって影響を及ぼすのは、食品ではなく、栄養素である。従って、ある栄養素の摂取量の過剰が問題になるとき、その栄養素の供給源となる食品が複数存在する場合には、それらのうち、当該食品をたくさん摂っても、他の食品の摂取量を減らせば、さしたる問題を生じないことになる。あるいは、その栄養素の過剰による害を打ち消す他の栄養素がもし存在すれば、それを多く含む食品を摂ることによって、当該食品をかなりたくさん摂れることになる」という考え方が、牛乳・果物の摂取と栄養素バランスについての質疑の中で述べられている。

りんごのもつエネルギ−は100gについて50kcalであるから、りんご1個200gとして100kcalの価値はある。仮に1日2,000kcalをりんごだけでとることは理論的には可能だとしても、それだけならほかの栄養素の不足を来すことになる。また、ほかにご馳走を食べその上にりんごを食べれば、その分だけエネルギ−は過剰になる場合がある。

りんご果実に存在する糖質の主なものは、ブドウ糖、果糖、ショ糖で、生育後期からでんぷんの消失に伴って次第に増加してくるが、収穫期から貯蔵中にかけてショ糖の減少、還元糖(特に果糖)の増加、全糖としては減少、さらに微量のマンノ−ス、ガラクト−ス、アラビノ−ス、キシロ−ス、ガラクトロン酸、グルコン酸、ミオイシト−ル、糖リン酸、ソルビットなどの存在が知られている。また、りんご果実に存在する有機酸の主なものはリンゴ酸で、このほか小量のクエン酸など数十種類が含まれている。

りんごをたくさん食べるとよいといっても「トリグリセリッドが増え動脈硬化になる」と解説されている文章にぶつかることがある。食事全体のエネルギ−を考えなければならないが、りんごのような果物の中の果糖(フルクト−ス)という糖類が含まれていることが血清脂質との関係で問題になる。

果糖は単糖類の中の六炭糖の1つであるが、過剰に摂取した場合には同じ六炭糖に属するブドウ糖より脂肪酸に転換しやすいからである。

過剰でなければエネルギ−源として燃焼し、食べただけ消費されてしまうから問題は少ないが、エネルギ−源としての他の栄養素とのバランスの点を考慮しなければいけない。

果物に含まれる果糖の量は、いちご6粒、りんご、なし、もも各1個、ぶどう20粒の中に各数g程度、かき1個、バナナ1本の中に各10g程度である。従ってエネルギ−過剰にならない場合には、全体の食品構成、栄養素摂取量を正常に保てる限り、りんごのような果物を摂取することに問題はないと考える。

りんごの灰分、すなわち550度Cで加熱して、有機物及び水分を除去した残分と定義される灰分は、食品中の無機質の総量と考えられる。

りんごの場合、100gについて0.3gである。そして、その灰はアルカリ性である。味覚からくる酸性の印象とは異なり、りんごはアルカリ性食品である。しかしアルカリ性食品だから、それを摂取すれば人の血液がアルカリ性になり、従って健康食品だということにはならない。アルカリ性・酸性食品の意義が強調されたのは100年も前のことで、昔の栄養学に登場した考え方であった。しかし今は違う。

人の血液のpHは7.4前後と極めてわずかな変動の範囲にあることが、生命維持に必須な条件であり、アルカリ性食品の摂取がすぐ体液の変化を来たし、健康になるとは、医学的には納得されてはいない。

参考文献

小池五郎:日本医事新報

岡本辰夫:りんごの果実の貯蔵/青木二郎編:新編リンゴの研究

山口迪夫:アルカリ性食品・酸性食品の誤り

平松フルーツ農園のトップへ
園主のつぶやき
商品一覧
ご注文案内
特定商取引法
お問合せ
[HOME]  [園主のつぶやき]  [商品一覧]  [ご注文案内]  [特定商取引法]  [個人情報]  [お問い合せ]